鉄コート種もみ直まき/ドローンで実証

2018.05.14

JA広島中央は、ドローン(小型無人飛行機)で水稲種子を播種する実証実験に乗り出しました。5月10日は、東広島市西条町の水田20㌃に、農薬散布用ドローンを使って鉄コーティング種もみを直まきしました。今年度は稲の生育状況や収量、コスト低減効果を調べ、技術の確立を試みます。ドローンの活用方法を広げることで地域農業に役立てる考えです。

JAは、2015年に乗用の直播専用機を導入し、たん水直播栽培技術を広めてきました。ドローンは2017年に農薬散布用を導入。現在7台を所有し、集落営農法人などに担い手に貸し出しています。

直播栽培は、一般的な移植栽培に比べ、苗作りや苗を持ち運ぶ労力が大幅に軽減されます。直播専用機での作業が難しい中山間地や小さな田も、ドローンであれば短時間で作業することができるとみています。

10日の直播作業では、農薬散布用ドローンの粒剤用タンクに鉄コーティングした「あきさかり」の種もみを入れて実施。オペレーター技能認定を持つJA職員が操縦し、種もみ12㌔分を、直播専用機で1時間かかるところ10分の飛行で済ませました。

JAの高藤秀信常務は「省力化、低コスト化で農家所得を向上させるとともに、ドローンの活用を広げて管内に多い中山間の条件不利をカバーしていきたい」と意欲をみせます。

ドローンを飛行させて種もみをまくJA職員
種もみを直播するドローン