ICT農地管理 受託事業円滑に/ドローンで水稲防除

2018.04.20
JA広島中央が導入したKSASで水田の情報を登録する職員

JA広島中央は、クボタの管理システム「KSAS(クボタスマートアグリシステム=ケーサス)」を、全グリーンセンターと農機センターに導入しました。今年作から始めるドローン(小型無人飛行機)による水稲防除の作業受託に活用。情報通信技術(ICT)の活用で作業ミスやトラブルを防ぎ、受託事業を円滑に進めます。

 

JAはドローンを7台所有し、昨年4月から集落営農法人や担い手に貸し出しています。出穂前後の防除を希望する小規模な農地を管内で募り、実際の農薬散布作業は、貸出先の法人のオペレーターに委託します。

同システムは、電子地図で農家の圃場を登録することで、農地管理や位置情報が共有できます。依頼のある圃場情報を登録し、オペレーターが持つ携帯端末を通して作業を指示。作業の進捗状況や実績をデータで管理することで、作業ミスやトラブルの防止にもつなげます。

JAは業者への委託で無人ヘリコプターの防除を広げてきましたが、中山間地や小規模な農地は受け付けられませんでした。ドローンなら、これまで防除できなかった50㌃~3㌶の農地をカバーできる他、地域の法人に作業を委託することで、所得向上につなげられます。

JAの高藤秀信常務は「ドローンの防除受託制を万全にすることで、持続可能な地域農業の実現につなげたい」と意気込みます。