認知測定機器を導入/相続、事業継承 円滑に

2018.04.02
JAが導入したタッチエムを使う個別相談者

JA広島中央は、単位JAでの導入は全国初めて、認知機能を調べる機器「タッチエム」を導入しました。相続相談やセミナーの会場などで、組合員・利用者が認知能力を把握できる機会を提供。健康で農業を長く続けてもらうだけでなく、認知能力が低下する前に手続きや対策を薦めることで相続・事業承継のトラブルを防ぎ、超高齢化社会のリスク軽減につなげます。

 

タッチエムは、タッチパネル型のパソコンを使い、脳の認知機能を測るシステム。2~6分割した画面がランダムに光り、順番に画面をタッチして回答することで頭の“元気度”を数値で評価します。所要時間は7分間で、問診式の検査に比べ心理的負担が少なくてすみます。

JAは資産や農地の相続、事業承継の支援を強化しています。相談者の中には、認知症のために手続きが取れない人もいて、早期に認知機能を把握して事前の対策やスムーズな承継につなげてもらおうと、機器の導入に踏み切りました。健康なうちに遺言書や民事信託への手続きを促し、生前から後継者を取り込んだ資産管理を支援して、JAを長く利用してもらいます。

交通事故防止へ免許証の自主返納を検討するきっかけにもしてもらいます。相続相談センターの担当者は「将来の相続に向けて事前の対策が大切。タッチエムの利用がそのきっかけにしなればうれしい」と期待します。