映画ロケに食の応援/女性部ら炊き出し

2017.11.20

酒都と称される東広島市西条を舞台にした日本酒がテーマの映画「恋のしずく」のロケで、地元のJA広島中央は、撮影現場の食事を無償で提供し、農業シーンの撮影などに女性部など組合員組織と共に協力しました。協同活動の底力を発揮し、限られた予算で製作される映画を地元の企業・団体と連携して支えることで、地域おこしにつなげます。

映画は、主演の川栄李奈さん演じる農大生の詩織が、酒蔵で研修を受け、酒造りと恋に奮闘する物語。同市滞在中の昼夜の食事を、JAが提供し、調理は女性部が担当しました。米はJA全農ひろしまが管内産の新米「恋の予感」を、その他の食材はJA広島中央が産直市「となりの農家」のものを中心に、無償で提供。調理用のガスも広島中央クミアイ燃料が提供しました。

1回の食事は50~80人分で、期間中約2000食を用意。女性部は、全9地区でシフトを組み、撮影の予定や要望に合わせて現場で炊き出しをしたり、弁当を作ったりしました。弁当の配達は支店職員が担当。撮影で使う食堂のメニューも女性部が作りました。

稲刈りの撮影では、同JA東広島市酒米栽培推進協議会が田んぼや家屋を撮影用に提供した他、農家役で協力。役者と一緒に、手刈して、はぜ干しをするシーンに出演しました。

瀬木直貴監督は「美しい田園風景や日本酒の魅力を、国内外の多くの人にアピールしたい。農家の苦労があってこそ、おいしい酒ができることも伝えたい」と意気込みます。

JAの河野孝行組合長は「JA組織が一体となって支援することで、農業、農産物の振興につなげた」と話、映画を通じた西条酒や地域の知名度が向上に期待します。

JA女性部が作ったおでんの炊き出しを受け取る映画「恋のしずく」のスタッフら
炊き出しをしたJA女性部
炊き出しを食べる撮影スタッフ