主食用米増収へ生育調査/東広島市・農事組合法人かみみなが

2023.01.13

 広島県東広島市西条町の農事組合法人かみみながは、2020年から主食用米の収量増が目的の生育調査に取り組んでいます。適期を見極

めた作業などによって、22年産は目標の4000袋(1袋30㌔)を上回る4340袋を出荷。品質向上にもつなげ、市やJA広島中央などが催した第2回「ぶちうまいお米コンテストin東広島」で審査員特別賞に輝きました。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

 同法人は21.5㌶で主力の「あきさかり」など主食用米を栽培。兼業農家が多く、作業の意義や適期を知らない構成員もいるため、足並みをそろえる指標の一つとして生育調査を行っています。

 調査にはJA広島中央やJA全農ひろしま、県西部農業技術指導所などが協力。データを次年度の課題抽出や作付け計画の設定、作業適期の見極めなどに役立てます。

 今後、独自の栽培暦の作成を計画しています。木本厚代表理事は「長年培った経験や勘で作業を進めるのではなく、データを活用して収量を上げる体制を整える。栽培管理を明確化し、共有することが必要だ」と話します。

 同法人は21年に、東広島市集落法人連絡協議会が設立した水稲部会に加入。他の法人と、収量増や品質向上につながる情報交換も進めています。

 23年度は肥料高騰などの影響を避けるため、コストを抑えた新しい施肥設計で栽培。従来より安価な化成肥料や有機質肥料を組み合わせて使っています。木本代表理事は「初めての施肥体系で不安はあるが、丁寧な栽培管理と作業適期の見極めで、10㌃当たり収量600㌔以上を目指したい」と力を込めます。