新春ごあいさつ/河野孝行組合長

2023.01.05

  皆さまにおかれましては、お健やかに新年をお迎えのことと存じます。また、旧年中は当組合の事業活動に対しまして、深いご理解とご協力を賜り、厚くお礼申しあげます。

 昨年も新型コロナウイルス感染が終息することなく、社会に不安を抱いた一年となりました。食料や資源の多くを海外に依存している我が国では、ロシアのウクライナ侵攻やコロナ禍による物流の混乱、急激な円安により食料安定供給のリスクが顕在化しています。特に肥料・飼料・燃料など営農に欠かすことのできない生産資材の価格は、過去最高水準まで高騰し、生産現場では、危機的な状況に直面しています。

 こうしたことから、JAグループ広島では、政府の総合経済対策のとりまとめや補正予算の編成に先立ち、基本農政の確立などに向けた要請集会を10月に開催し、広島県選出の国会議員に要請しました。また翌日のJAグループ基本農政確立全国大会では与党代表者に対策を求めました。

 生産資材の高騰が続き、営農継続が危ぶまれる事態について、持続可能な農業の実現や食料安全保障の強化に向けた国の支援が必要不可欠であることを訴えております。今後も、こうした農政活動を強化し、組合員の皆さまの声を伝えてまいります。

 さて、当組合は水稲生産のコスト削減や省力化を追求し、無コーティング種子代かき同時播種栽培に取り組んでいます。一昨年から実証し、昨年は、育苗や田植えにかかる労力を大幅に軽減できる成果を確認できました。農水省の協力も得て本年も実証圃場をさらに拡大し、技術が定着できるよう取り組んでまいります。米の価格は不安定な局面を迎えておりますが、できるだけコストを低減させ、収入を増やすことで農業者の所得増大を果たしてまいります。

 本年4月には県内9JA(広島中央、佐伯中央、安芸、呉、芸南、三原、広島北部、三次、庄原)が合併し、「JAひろしま」が発足します。当JAが本所となりますので、全体をけん引していけるよう、力を尽くす所存です。

 合併し、南部地帯の柑橘、中部・北部地帯の米や野菜など、良質な農産物が豊富にそろうことでスケールメリットを生かした有利な販売が可能となります。「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」という基本目標の実現に向け、持続的に自己改革を実践してまいります。

 また、従来から実施しております役職員による一斉訪問活動や支店ふれあい委員会の活動は、継続して行うことで、組合員の皆さまの声を聴き、その声を事業運営に反映させてまいります。

 本年は、合併元年の年となります。当組合ならびに生まれ変わる新組合に一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。

結びに、新しい年が皆さまにとりまして健康で素晴らしい年でありますようご祈念申しあげ、年頭のごあいさつとさせていただきます。