
JA広島中央は、米の真空パックを仏事用の化粧箱に入れた会葬返礼品を商品化し、葬祭センターで取り扱いを始めました。弔問で訪れる地区内外の人に管内産米のおいしさを知ってもらい、消費拡大につなげるとともに、JAらしい返礼品で差別化を図ります。
品種は「にこまる」で、農家を限定した特別栽培米を使用。300㌘入りの食べきりサイズ。精米後すぐに真空包装するにことで異物混入を防ぎ、衛生的に生産しています。食味の劣化を最小限に抑え、虫の発生も防ぐので1年間保存できます。
葬儀の返礼品は、あらかじめ多めに注文し、四十九日法要が終わった後に未使用分を返品するケースがほとんどです。精米した米は1カ月ほどで食味が落ちるため、返礼品として適さなかったが、真空パックにすることで可能にしました。
JAは2016年12月からキューブ型の真空パックを作り、ギフト用品として販売しています。「産地の味を手軽に楽しむことができる」と好評で、さらに普及を図ろうと葬祭での利用に踏み切りました。
JAでは真空パックの加工委託も受け付けています。
問い合わせはJA直販課、(電)082(431)0051 まで