刈り取りと出荷/セットで受託 高齢者の営農継続へ

2022.09.26
=依頼を受け、コンバインで稲刈りをするオペレーター

 JA広島中央は水稲生産者の作業軽減に向けた営農支援として、刈り取りと出荷の作業をセットで受託しています。2022年は対象地区を管内全域に広げ、5件で1㌶を受託します。JAは、高齢な生産者の負担や不安を軽減して作付け意欲の低下を防ぎ、営農継続につなげたい考えです。

 委託を希望する農家はグリーンセンターに相談し、JAが現地を確認して見積もりをします。契約が成立するとJAがオペレーターを派遣します。

 刈り取った米はJAの共同乾燥施設で調製し、出荷します。稲刈りまでの田植えや水管理、草刈りなどの作業は農家が担います。

 刈り取り・出荷作業の受託は2020年に地域限定で始めました。初年度と21年度は、それぞれ1件の作業を受託。他地域からの作業受託についての相談や問い合わせも多く、本年は対象地域を広げました。

 相談の内容は「高齢で作業が難しい」「機械の操作が不安」「機械の老朽化で作業ができない」など。主に80代からの問い合わせが多く、作付け意欲はあるが体力面や機械の操作などで支援を必要としています。

 営農支援センターの菊本浩孝センター長は「作業の受託で高齢農家の負担や機械の作業事故を減らしたい。今後は田植えもメニューに盛り込み、持続可能な地域農業につなげたい」と話します。