ナス生産拡大へ/袋詰め作業を委託

2022.08.08

 JA広島中央は、特産ナス「なす坊」の袋詰め作業を青果物流通会社のファーマインドへ委託を始めました。本年度は3戸が試験的に導入。JA

ナスを箱に詰めて袋詰めを外部委託する大下さん

は労働力不足を解消し、作付け規模拡大につなげる考えです。

 ナスは収穫後、サイズと等級を選別して袋に入れて箱詰めで出荷します。同社へは、生産者が通常の出荷に使う段ボールで規格外品を除くLとMサイズを出荷。同社が袋詰めして出荷箱を再利します。

 収穫期間が長いナスは、出荷作業の負担が大きいです。JAはナスの共同選果場がなく、産地の規模拡大に出荷作業の効率化が求められていま す。

 袋詰めの委託は、JA全農ひろしまと連携。2021年度は、東広島市の集落営農法人でコンテナや箱で出荷試験を実施。2022年度は、規模拡大を目指すが労働力不足に悩む若手農家に導入しました。

  7月下旬に委託を始め、販売は全農ひろしまが担い、固定価格で買い取ります。

  東広島市の大下博隆さんは、16㌃で栽培。選果や袋詰め作業に追われていましたが、委託することで収穫時の枝の切り戻しなど栽培管理に手が回り、収量増や品質向上を見込みます。大下さんは「規模拡大には選果作業の省力化が必須。価格変動がないので所得も見える化できる」と期待します。

 粗選果の必要性や出荷サイズの制限などの課題はありますが、労力軽減に有効な取り組みとしてJAは、白ネギも委託を検討。JA営農販売課の橋本孟治係長は「出荷作業を短縮し、生産規模拡大で農家所得の向上につなげたい」と話します。