田植えできず「もう7月」

2022.07.08
ひび割れが起きた田を確認するファーム志和の関係者と営農指導員

 水不足で米の収量減と高温障害への不安が高まる中、JA広島中央は、交流サイト(SNS)などで早めの対策を呼びかけています。今後も降雨が少ない予想が続くため水稲では、極端な中干しを避け軽くひび割れする程度にとどめるなど対策を周知しています。

 東広島市の農事組合法人ファーム志和は、6月上旬に田植えを予定していました。しかし、水不足で約30㌃の田に水を張れず、代かきできませんでした。用意した苗45枚も適期を逃し、田植えができなくなりました。

 植え付けを終えた田でも、十分に水が入っていません。7日時点でも田面がひび割れを起こしています。水が少ないと稲の分げつが少なくなり、収量減につながります。たん水できない状態の田では、除草剤も効きにくいです。

 同法人の高木昭夫組合長は「米価が下がる中、収量まで減っては先行きが不安でならない」と肩を落とします。

 JAはLINEを活用し、生産者に高温障害対策を呼びかけています。気温が高い状態が続くと一発型肥料の肥効が早く切れることがあるため、葉色をよく確認し、必要に応じて追肥を指導しています。