白ネギ差別化/県産かき殻でブランドに 有機石灰肥料を試験

2022.06.16

 JA広島中央大和グリーンセンターは、三原市大和町産白ネギのブランド力を高めるため、広島県産かき殻を使った粗粒の有機石灰肥料の試験栽培を始めました。土壌の排水性とpHの調整

試験圃で白ネギの生育を確認する田坂さん

に加え、ネギのカルシウム増に期待します。栄養分の高いネギで、他産地と差別化して地域を盛り上げる考えです。

 同グリーンセンターは、秋冬栽培に春、夏ネギの栽培で周年出荷の体制を整えました。ブランド化へ、次のステップとして付加価値を高めるため栄養分を高める栽培に乗り出しました。

 試験は県東部農業技術指導所とJA全農ひろしま、肥料メーカーの丸栄が協力。三つの仮説を立て、①粒の粗いかき殻肥料で排水性を高める②かき殻で酸性傾向の土壌を中和して中性以上を保ち、夏の土壌病害を抑制③白ネギのカルシウム含有量増――を調べます。

 実証は同町白ネギ部会部会長の田坂信太郎さんの圃場で実施。4月下旬に、異なる分量でかき殻肥料を施肥した区画と無施肥区で苗を定植しました。田坂さんは「消費者に選ばれる白ネギを作りたい」と意欲を見せます。

 収穫は10月を予定。白ネギの成分や土壌三層分布を調べ、土壌改良剤としての有効性を確認します。