農福連携事業に力/ 東広島市「ノウフクマルシェ」初開催

2022.06.15
事業所で生産した新鮮な野菜を販売する出店者

 東広島市は農福連携事業に力を入れています。県内唯一の事業化で、農業者と福祉施設をつなぐマッチング体制や補助制度を整えました。8日には同市役所で「ノウフクマルシェ」を開催。市内の障がい者就労継続支援事業所で生産した農産物や加工品などを販売しました。

 同市は2020年に農福連携事業を立ち上げ、2021年に専任の推進員を配置。25の就労継続支援事業所を対象に認定農業者や認定新規就農者、集落法人などから農作業の依頼を募り、登録事業所とマッチングします。

 マッチングが成立し、工賃が発生すれば実支払額の2分の1以内を農業者側へ補助します。2021年度は10戸から33件の依頼をマッチングしました。

 JA広島中央も農業分野で障がい者の就労を支援し、育苗センターの作業などを委託しています。営農指導員が農家巡回で農福連携事業も紹介します。

 ノウフクマルシェは同市障害福祉課が企画。初開催は就労継続支援B型の5事業所が出店しました。会場にはレタスなど新鮮な農産物や、コーヒー、手芸・工芸品など450点以上が並びました。マルシェの来場者は「家族が特別支援学校で働いており、生徒たちが卒業後、社会とどのようにつながっていくのか興味があった。活動などを知るいい機会になった」と話します。