農業しながら旅を/JR西日本、三原市と連携

2022.04.29

 JA広島中央はJR西日本、三原市と連携し、農家の仕事を手伝いながら旅行が楽しめるマッチングサイト「おてつたび」で、旅行者の募集を始めました。高齢化や担い手不足などの課題を

ブドウの苗木を移植する白川さん(左)と大井川さん(右)

抱える同市大和町に若者を呼び込み、旅をしながら作業に参加することで農業や同町に興味を持ってもらい、交流サイト(SNS)などを使った情報発信に期待します。

 JAは、竹原市・三原市・尾道市、JR西日本で構成する「せとうちファンづくりプロジェクト」と、東京のベンチャー企業「おてつたび」と連携し、人手不足などの課題を抱える地域の農家や事業主を紹介します。初企画は同町「果実の森公園」が協力し、3月に募集を開始しました。参加者2人とマッチングが成立。4月は23日までの7日間受け入れ、参加者はイチゴの収穫や販売、果樹の摘果作業に励みました。

 参加者の大井川佳弘さん、白川一太さんは、今夏に日本1周の旅に出る目標を持ち、地域と関わることに積極的で地域の魅力をSNSで広く発信しています。大井川さんは「自然が好きで、農業に興味があった。地域の人と農作業を行う中で知識や経験を養い、将来に役立てたい」と話します。白川さんは「受け入れ先は温かい人ばかりで、また会いたいと思う出会いがたくさんある。自分たちが魅力を発信することで、農業や地域の良さを多くの人に伝えたい」と意気込みます。

受け入れ先の原田敦夫代表は「農業のことはもちろん、農園や大和町の魅力を知ってもらういい機会になる。今後も利用することで地域に貢献したい」と話します。

労働力確保に力を入れるJAは、市や関係機関と連携し、地域の活性化と魅力発信へ積極的に取り組みます。