無コーティング種子代かき同時播種栽培/稲作支援 本格普及へ

2022.04.22
代かき同時播種機の操作の説明を聞く参加者ら

 JA広島中央は、水稲栽培のコスト削減や省力化が期待できる無コーティング種子代かき同時播種栽培の本格普及に乗り出します。2022年産米は5㌶で栽培を計画。栽培技術を確立し、育苗費用や作業労力の軽減につなげ、水稲栽培を支援する。

 同栽培法はトラクターに播種機を取り着け、代かきと同時に催芽処理した種子をまくことで大幅な省力軽減とコストの削減が期待できます。

 21年産米で専用播種機を導入して、管内2カ所50㌃で実証試験を実施。収量と品質は、移植栽培と同程度で有効性を確認しました。

 22年産米は、移植栽培と比べ、10㌃当たり8000円減、労働力30%の削減を目標にします。課題の倒伏対策や播種直後の水管理、防除や施肥量など実証試験で解決策を探って、マニュアル化を目指します。

本年度は北部で「あきろまん」、南部で「恋の予感」を作付けする計画。3月には東広島市の高屋支店で生産者や営農指導員向け栽培研修会を開催。21年産米の試験結果や課題、実証試験へJA独自の支援策を説明しました。

5月上旬には播種機の実演会を計画。栽培中は定期巡回の実施で生育状況を観察します。

営農販売課の西田聡課長は「実証田では土壌養分や水位などのデータを蓄積することで課題を解決し、生産者所得の確保を実践したい」と話します。