新春ごあいさつ/河野孝行組合長

2022.01.01

皆さまにおかれましては、お健やかに新年をお迎えのことと存じます。また、旧年中は当JAの事業活動に対しまして、深いご理解とご協力を賜り、厚くお礼申しあげます。
 さて、農業を取り巻く環境は、厳しい状況が続いております。米価が下落した要因は、新型コロナウイルス感染拡大による飲食店の休業などで消費減少、人口減少、米食文化の変化が起こり、需要と供給の均衡が保てず、過剰在庫となっていることにあります。この在庫がかさむことで令和4年産の作付けにおいて更なる生産調整が必要になるのではないかと危惧しており、政府や関係機関に対し、需給安定による価格安定化を強く要請してまいります。
 これらの対応として、当JAは昨年、水稲の無コーティングたん水直播栽培の実証試験をいたしました。これは田植え作業を無くす省力化、種もみを直に播くことによるコスト削減を目的とするものです。この実証田での10㌃当たりの収量は660㌔と、多収の結果となりました。本年は実証田を拡大し、確実な技術定着に取り組んでまいります。米の価格は、不安定な局面を迎えておりますが、コストを低減し、収入を増やすことで農業者の所得向上を果たしてまいります。
 当JAは、9JA(広島中央、佐伯中央、安芸、呉、芸南、三原、広島北部、三次、庄原)による令和5年4月1日の合併に向け、協議を重ねているところです。広島県中心部のJAが合併し、南部地帯の柑橘、中部・北部地帯の米や野菜など、良質な農産物が豊富にそろうことでスケールメリットを生かした有利な販売が可能となります。「農業者の所得向上」「農業生産の拡大」「地域の活性化」という基本目標の実現に向け、持続的に自己改革を実践してまいります。
 また、JA規模が拡大することで組合員との関係性の希薄化が懸念されるとことですが、従来から実施しております役職員による組合員一斉訪問や支店ふれあい委員会の活動を継続して行うことで、皆さまの声を聴き、その声を事業運営に反映させてまいります。
 本年は、合併に対して組合員の皆さまの判断を仰ぐ年となりますので適切なご決定を賜りますようお願い申しあげます。
 新しい年が皆さまにとりまして健康で素晴らしい一年となりますようご祈念申しあげ、年頭のごあいさつとさせていただきます。