法人と農地自分が守る/ファーム西田口 小池真さん

2017.07.31

東広島市で農地33.8㌶を集積する農事組合法人ファーム西田口では、次世代を担う若者が活躍中です。小池真さんは園芸作物の主力担当として、栽培管理や力仕事に積極的に励みます。祖父母がつくり上げた地域農業の仕組みを守ろうと、高齢化が進む地域を支えることに意欲を燃やします。

同法人は2008年に設立。真さんの祖父で法人代表の智慧登さんが中心となり、集落の全地権者で基盤整備を実施。全戸加入で33.8㌶を上回る面積を集積しました。水田転作で09年からアスパラガスを栽培し、多角化経営を確立しています。

真さんは幼い頃から農業を手伝い、法人設立のため精力的に動く智慧登さんの姿も見てきました。大学で地元を離れても、夏休みに帰省して、栽培初年度のアスパラガスの病害虫対策に苦悩する祖父母を手伝いました。「将来は地元の役に立つ仕事をしたい」と考えていた真さん。祖父母や地域の人が軌道に乗せた法人を守るため、法人で働くことを決意しました。

13年4月から同法人でパート勤務をし、翌年4月から1年間、市園芸センターで新規就農者育成研修を受講。その後のパート勤務を経て、16年に正規雇用されました。

真さんが加わったことで、冬の収益が見込める白ネギの生産を取り入れました。1.6㌶のアスパラガス栽培に携わりながら、白ネギの責任者として取り仕切り、1㌶まで規模を広げました。法人の課題は、米の直接交付金廃止に対応して、園芸作物を伸ばすこと。真さんは「機械化できる野菜の導入を提案したい。地域農業を活性化させて、法人と農地を永続的に守っていきたい」と将来を見据えます。

ファーム西田口の若き担い手として活躍する小池真さん(左)と、智慧登さん(右)
管理機で白ネギの中耕作業をする真さん