となりの農家高屋店  面積2倍で新装開店

2021.04.05

JA広島中央は4月1日、2018年7月の西日本豪雨で大きな被害を受けた東広島市の産直市「となりの農家高屋店」をリニューアルオープンしました。敷地内の高屋支店の建物1階に移転し、売り場面積は旧店舗2倍の約200平方㍍に拡張。地元の農畜産物など品ぞろえを充実させ、消費者・生産者が利用しやすい店舗づくりで集客力の向上、農業者の所得増大につなげます。
同店は2004年、高屋支店の敷地内にプレハブ店舗でオープン。西日本豪雨の際に近隣の川があふれ、床上浸水の被害に遭いました。膝辺りまで冠水し、店内に土砂が堆積したが、生産者が「自分たちの店だから」と、職員と協力して土砂を撤去。復旧してすぐに営業を再開した。林幸生店長は「生産者と守ってきた店舗を、これからも一緒に盛り上げたい」と話します。
新店舗は、店内を見渡しやすい平台陳列にし、通路の間隔も広くしました。農業、農家に親しみを持ってもらえるよう、古い民具や農具などを展示。農家が使っていた「てみ」や「背負いかご」などを商品陳列に使っています。
新型コロナウイルスの感染対策を徹底し、光触媒作用による抗ウイルス・抗菌加工を店内に施しました。吹き付けたナノレベルの酸化チタン粒子が蛍光灯や発行ダイオード(LED)などの光でウイルスや細菌を不活性化させる作用があるといいます。非接触型の検温システムも備え、感染予防の徹底で利用者の安全・安心な買い物を後押しします。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、地産地消の機運も高まり、同店は集客、販売高を伸ばしています。2020年度の売上高は、前年度比べ26%増の2億円を見込みます。2021年度は、売上高2億3000万円を目指します。
営農販売部の清田幸宏部長は「となりの農家高屋店は、支店、グリーンセンター、農機センターを併設した珍しい店舗。組合員、利用者である地域の人に喜んでもらえる店舗にしたい」と意欲を見せます。

リニューアルオープンした「となりの農家店高屋店」
野菜の品揃えが充実しています