伝統野菜「下志和地青ナス」復活へ/「あおびー倶楽部」

2020.09.02

広島県東広島市で若手農家らが伝統野菜「下志和地青ナス」の復活に取り組んでいます。昨年12月に5戸で「あおびー倶楽部」を設立し、JA広島中央や市と連携しながら産地化を推進。今年

青ナスを収穫するインスマートのスタッフ

は出荷を10月まで続け、JAの産直市「とれたて元気市となりの農家店」などで販売しています。
「下志和地青ナス」は、県農業ジーンバンクに種子が保管されている広島伝統野菜。淡い緑色の中長ナスで果肉がきめ細かく、みずみずしく、あくが少ないのが特徴です。
同市の自社農園で農薬を使わず野菜を生産するインスマートが、在来作物を求めてジーンバンクから約60粒の種子を借り、2014年に自家採種を始めました。種取りを続け、2018年に本格的な栽培を開始。仲間を増やして倶楽部を設立しました。栽培初年度の2020年は、同社が800本(2㌃)、同倶楽部全体で約1300本を栽培します。
伝統野菜ながら、なじみが薄いことから、絵本を作って知名度向上にも取り組んでいます。絵本は地元の広島大学教育学部の学生に作製を依頼。昨年に続き、今年発行した2作目で種子の由来やレシピをイラストで分かり易く紹介し、販売先の産直市などで配布しています。