稲作から転換 2年目も好調 /ファーム西田口

2020.06.22

2018年7月の西日本豪雨で被災した広島県東広島市の農事組合法人ファーム西田口が田畑転換で取り組む麦が収穫期を迎えました。6月中旬の刈り取りで目標を上回る10㌃当たり350㌔

水路が被災した圃場に植えた麦をコンバインで収穫するファーム西田口のメンバー

を収穫。復旧工事は、秋に着工する見通しだが、早期の転換で着実な収益確保、復興に結び付けました。
同法人は、豪雨による土砂崩れで、飼料用米を栽培していた水田3.5㌶の水路が遮断されました。復旧工事に3年はかかる見通しで、次の災害も危惧しています。
対策として水稲ほど水は不要で、初期投資が少なく、直接支払交付金を活用した戦略作物助成の麦を導入。2018年11月に栽培を始めました。
1年目の麦作のノウハウを持つ集落営農法人に委託。目標収量の2倍近い10㌃当たり390㌔を収穫し、数量払いの交付金も受けることができました。麦は販売単価が安いが水管理の費用がかからず、水稲に比べて生産資材のコストが抑えられました。
2年目は、稲作に適していない水田66㌃を麦に転換して、約4㌶を作付けました。播種機を導入して昨年11月下旬に栽培を開始。収穫は大型コンバインで刈り取り、JA広島中央のカントリーエレベーターに運び込み、乾燥調整します。
同法人の柏尾博明組合長は「単価の高い品種も検討し、国の政策とマッチングした麦の生産を安定させていきたい」と意気込みます。