輪作にブロッコリー/白ネギ連作障害軽減へ

2020.06.19

JA広島中央大和グリーンセンターは、白ネギとの輪作に、ブロッコリーの栽培に乗り出しました。主力品目の白ネギの連作障害の軽減で生産を安定させながら、多品目で所得増大につなげたい考えです。県内産の家畜ふん堆肥で循環型農業にも取り組みます。
同センターは2015年に白ネギを導入。2020年度は5㌶で栽培します。JA管内は粘土質で水はけの悪い圃場が多く、連作障害による軟腐病や萎凋病など土壌病害による収量減が見られます。
対策に輪作を考え、アブラナ科植物で、栽培期間が短く、水稲や白ネギとの労力分散ができるブロッコリーに着目。白ネギの出荷がない5、6月の収入確保につなげます。
2019年に2戸が10㌃で試験栽培し、品種の選定や品質を確認。2020年は4戸が80㌃で2万5000株を栽培。早生と晩生の2品種を、5月下旬から7月下旬に分散出荷して、出荷量5㌧、販売高200万を目指します。
JA全農ひろしまとの契約販売で、県内のスーパーで販売する他、全農ひろしま独自の耕畜連携資源循環ブランド「3-R(さん・あーる)」商品としても販売を予定しています。
6月4日には生産者9人と全農ひろしまの担当者、JA営農指導員が、生育状況や出荷調整を話し合いました。16㌃で栽培する三原市大和町の農事組合法人むくなしは、3月下旬に定植し、5月下旬から出荷します。大石仁志事務局長は「生産を安定させ、野菜の1つとして増やしていきたい」と期待します。
JAの谷杉貴志営農指導員は「白ネギの生産振興のためにも、ブロッコリーとの輪作体系を安定化させ、生産者の所得向上につなげたい」と力を込めます。

ブロッコリーの生育状況を確認する生産者と営農指導員
ブロッコリー生産者とJA営農指導員、JA全農ひろしまの担当者