ドローンで水稲直播/収量やコスト減効果検証

2020.05.19
種もみを直播するドローン

JA広島中央は水稲直播栽培の確立に向け、ドローン(小型無人飛行機)を使った実証実験を始めました。稲の生育状況や収量、コスト低減効果を調べ、普及可能な技術を検証します。
5月8日には、東広島市西条町の水田20㌃に「あきさかり」の種子8㌔を、農薬散布用ドローンで播種しました。種もみが適度に広がるように、ドローンの噴出部にカバー装着。ドローンの粒剤用タンクに種もみを入れ、JA職員が操縦し、水稲直播専用機では1時間かかる作業を15分の飛行で済ませました。
JAは、2017年に農薬散布用ドローンを導入し、集落営農法人などに貸し出しています。水田に入らなくても作業ができる手段の一つとして2018年からドローンでの直播栽培試験を実施しています。
これまでの実証を踏まえ、たん水で播種。水田の外周の溝を切り、発芽時の落水が速やかにできるようにしました。鉄コーティングした種子に、今年新たに、殺虫剤と殺菌剤もコーティングし、播種後の薬剤散布の作業を軽減。播種後は、ドローンで除草剤も散布しました。
JA営農販売課の西田聡課長は「労力をどこまで軽減できるか実証し、薬剤効果も確認しながら技術を改善していきたい」と話します。