作付け準備始動/農事組合法人ふれあいファーム戸野

2020.01.29
ナスの栽培について説明を受ける「ふれあいファーム戸野」メンバーら

昨年11月に誕生した河内町の戸野地区に農事組合法人「ふれあいファーム戸野」は、本格的な経営に向け、春の作付け準備を進めています。基盤整備による耕作放棄地の解消、担い手育成、水稲と園芸作物の複合経営で、集落法人として地域活性化を目指します。

同地区の農地は、1枚平均6㌃と条件不利地が多く、高齢化や後継者不足で耕作放棄地が増えています。危機感を持った法人代表の大月靖規さんら農家が中心に「戸野の農地を考える会を」を平成28年に発足。農家支援を目的に平成30年、農作業受託組織を結成。さらに地域農業を守るには基盤整備が不可欠と考えました。

基盤整備には、集落法人を立ち上げ、農地集積をすることで、地権者の費用負担を抑えられる国の農地中間管理機構(農地集積バンク)関連農地整備事業を活用します。

1月現在の構成員は70戸。経営面積は約40㌶の計画で、農地集積バンクを活用して集積した7㌶で営農をスタートさせます。残りの農地は、年内に利用権設定して令和3年から同法人が生産します。基盤整備の工事は令和5年に始まる計画で、ハウスも設置して花壇苗や果菜類などの栽培を計画しています。

令和2年度は水稲6㌶、白ネギ70㌃、ナス30㌃を計画。地区の認定農業者ら組合員の他、地区外からの新規就農者や女性も積極的に受け入れます。

1月中旬にはナスの栽培講習会を開き、9人が参加しました。東広島市の法人でナスを導入するのは初めてで、JA営農指導員から管理を学びました。

大月さんは「人が集まる運営をして地域を活性化させたい。スマート農業も取り入れ、やりがいのある農業で次世代につなげたい」と展望します。