もち麦生産 本腰/下三永農事組合法人

2019.11.19
もち麦の種まき

東広島市の下三永農事組合法人は、もち麦の栽培に乗り出しました。需要が高く、収益性が見込める作物への転換で、経営の安定化を図ります。2019年度は6.7㌶で作付け、出荷量10㌧を目指します。

同法人は2013年に設立。約36㌶で、水稲29㌶、野菜20㌃を栽培しています。設立当初から水田転作作物として六条大麦の「さやかぜ」を栽培してきましたが、販売単価が安いのが課題でした。2018年度に米の直接支払交付金が廃止され、転作作物での収益確保を摸索。健康志向の高まりで需要が増えているもち麦に着目し、2018年に24㌃で試験栽培しました。栽培管理が「さやかぜ」とほぼ変わらず、梅雨入り前の6月中旬に収穫でき、水稲栽培に影響しにくいことから、2019年はもち麦に全て切り替えました。

品種は「キラリモチ」。機能性成分のβグルカンの含有量が通常の大麦品種の1.5倍含むのを多く、血中コレステロールを下げる働きがあるとされています。内臓脂肪面積の低下作用が報告されています。

11月中旬には大型の播種機で種と肥料をまき、除草剤を同時散布して覆土しました。6月中旬に刈り取り、JA広島中央やJA産直市などにも出荷する計画です。

法人代表の高尾昭臣さんは「単価の高い転作作物に切り替えることで、稲作中心の経営を安定させたい」と意気込みます。