学給に地場産野菜を倍増/管内全域で出荷

2019.09.03
地場産物を多く使った給食を盛る東広島市立西条小学校2年生

JA広島中央は、管内の学校給食センターへの地場野菜の供給に力を入れています。2018年度から需要に応じた計画的な生産や配送を改善したことで、2019年4~7月の納品額は前年同期に比べ2.2倍に増加。地産地消を広めるとともに、安定供給で生産拡大を図り、生産者の所得向上につなげていきます。

JAは1日1万7300食を作る東広島市の3学校給食センターと、1日5300食を作る三原市東部共同調理場に供給します。これまでは給食センター近くの生産者が出荷するなど生産者や地域が限られていましたが、2018年からJAの全9グリーンセンターと給食センターとの連携を強化。管内全域の生産者が、JA供給先の全給食センターに出荷できるようになりました。

定期的に需要があるタマネギや青ネギなどは、法人や認定農業者を中心に品目と品種を指定し、生産を依頼。産地化している品目の積極的な使用を促します。

物流も2018年度に改善。集荷から納品までをJAが担っていましたが、市の流通センターへの出荷に変更しました。欠品の対応や臨時休校によるロスが解消につながった他、コンテナ出荷で、袋詰めなどの作業が軽減され、資材代や物流コストの低減にもつながりました。

JAが主要作物に設定する野菜22品目のうち、ハクサイやキャベツ、ダイコンなどは給食センターへの出荷を主にし、安定的な生産、販売を図ります。

2018年度のJAの学校給食センターへの供給は、納品額で2071万円。2019年4~7月の納品額は1027万円で、今後も増える見通しです。同市の西条学校給食センターでは、毎月19日の週に地場産物を使用しています。営農指導課の西田聡課長は「学校給食に地元特産品を多く提供することで、子どもたちに旬の味を知ってもらい、食農教育に貢献していきたい」と話します。