オクラ 産地化狙い初出荷/JA広島中央大和グリーンセンター

2019.08.16

JA広島中央大和グリーンセンターは、今年からオクラの栽培に着手しました。温暖化で作物の高温障害が危惧される中、高温に強い作物の導入により安定生産を図り、生産者の所得増につなげたい考えです。2019年度は5戸が25㌃で栽培。出荷は9月下旬まで続く見通し。出荷量3㌧、販売高300万を目指します。

オクラは県内産地がなく、市場での需要が高いことに着目。緑色と白系の2品種を栽培しています。白系品種は「ヘルシエ」で、粘りが強く、肉質が柔らかいのが特徴。水溶性ペクチンを多く含み、機能性成分を豊富に含んだJAの機能性野菜シリーズ「賀茂ベジ」として差別化を図る。全農ひろしまを通して広印広島青果に出荷し、県内のスーパーで販売します。

同センターは2018年、2㌃で試験的に栽培し、県内市場で好評でした。選果作業に多くの時間と労力を費やすため、袋詰めは業者に委託。選果を省力化して生産者に生産増を呼び掛けました。

7㌃で約6000本を栽培する三原市大和町の田坂信太郎さんは、5月中旬に直播し、樹勢が強くなる7月から下葉を落として管理を続け、8月上旬から出荷を始めました。

田坂さんは「他の作物と出荷が重なっているが、オクラの袋詰めの手間が省けたので助かっている。柔らかくて甘味のあるオクラを多くの人に味わってもらいたい」と話します。

JAの谷杉貴志営農指導員は「高温傾向の中で、安定した生産ができるオクラを普及させ、生産者の所得向上につなげたい」と意欲を見せます。

オクラを収穫する田坂さん
粘りが強く、肉質が柔らかい白オクラ