自走式草刈り機 省力化の“目玉”に/実証スタート

2019.08.16
自走草刈り機を操縦してのり面の草を刈るJA職員

JAは、無線で遠隔操作する自走式草刈り機の導入に向け、実証実験に乗り出しました。作業受託モデルを管内農家の圃場に設定。作業性や効果などを確かめ、レンタルや作業受託などの事業性を検討します。

 

モデルとなる圃場は、志和町の農事組合法人ファーム志和と大和町の農事組合法人ユートピアかみなかなど、中山間地に設定。7月下旬には、JA全農ひろしまが3月に導入したドイツ製の「agria9600」を使って作業した。経験のないJA職員が操縦し、2日間で傾斜40~50度ののり面、延べ50㌃の草を刈りました。

傾斜40度、560平方㍍ののり面で、猛暑での作業時間を既存の草刈り機と比べると、従来は2時間かかるところ、自走式では23分で済ませました。

10㌃当たりの作業時間は最短41分、最長74分と、のり面の状態や草の伸び具合など、条件によって大きな差が出ました。ぬかるみや凹凸があり、自走草刈り機では作業できない場所もありました。

JA営農支援センターの中土敏弘センター長は「中山間地が多く、高齢化が進む管内で草刈り作業は肉体的にも精神的にも大きな負担。自走式草刈機の実用性を検証した上で、最善の事業を展開していきたい」と話しています。