密苗広がる/専用田植え機貸し出し

2019.07.16
JAの「密苗」専用田植え機を使った田植え

JA広島中央管内で高密度播種育苗した水稲の「密苗」の普及が進んでいます。JAが2018年、密苗専用田植え機2台を貸し出したことで集落営農法人を中心に拡大。JAが供給する密苗は2019年度、前年度比3倍の約8900箱に伸びました。

JAは、管内の全集落営農法人に「密苗」を提案。専用田植え機を貸し出しています。育苗センターでは播種機に種まきのホッパーも増設。一つの育苗箱に種もみを通常2倍の300㌘をまく「密苗」の供給体制も整えました。2019年度は、品種を増やし「コシヒカリ」「恋の予感」「あきさかり」を提供しました。

「密苗」対応の田植え機を導入する法人も増えました。2018年にJAの専用田植え機を使うなどで8法人、担い手1人がJA農機センターで購入しました。

田植え機を2018年から借りる東広島市西条町の下三永農事組合法人は5月下旬、1㌶に「恋の予感」の密苗を移植。10㌃当たり苗箱数を通常6割の8箱で済ませました。法人代表の高尾昭臣さんは「密苗で労力が軽減され、コスト削減できる。JAが機械を貸し出し、負担が軽減される」と評価します。

JA営農販売部の藤井一浩部長は「労力とコストが削減できる技術を普及させる、農業者の所得増大につなげる」と話します。