水稲直播技術 確立へ/ドローンと動力散布機 比較

2019.05.13
種もみを直播するドローン

JA広島中央は省力化を安定生産が可能な水稲直播(ちょくは)栽培の確立に向け、ドローン(小型無人飛行機)と動力散布機を使った比較実験を始めました。

 

5月10日には、東広島市西条町の水田20㌃に、鉄コーティングした「あきさかり」を、農薬散布用ドローンと動力散布機で、それぞれ5㌔の種もみを散播。稲の生育状況や収量、品質を調べ、普及可能な技術を検証します。

種まきには、中国四国農政局やJA関係者ら約20人が参加。ドローンの粒剤用タンクに種もみを入れ、JA職員が操縦。水稲直播専用機では30分~1時間かかる作業を10分の飛行で済ませました。動力散布機では、畦畔(けいはん)から散播し、5分で作業が済みました。

JAは、2015年に乗用直播専用機を導入し、たん水直播栽培を広めてきました。ドローンは2017年に農薬散布用を導入して集落営農法人などに貸し出しています。水田に入らなくても作業ができる手段の一つとして2018年には、ドローンで散播試験を実施。2019年度は、動力散布機を使った散播も取り入れ、普及可能な技術を目指します。

今年は、肥料を、水口にセットするだけの流し込み肥料も取り入れ、一層の作業軽減を目指します。JA営農指導課の西田聡課長は「省力化・低コスト化を取り入れ、農家の所得向上につなげたい」と意気込みます。