JA広島中央・全農ひろしま 共同で直売所/5月下旬オープン

2019.03.11
新直売所のイメージ

JA広島中央の産直市「となりの農家」西条店が移転し、JA広島中央とJA全農ひろしまが共同運営する大型農産物直売所「とれたて元気市となりの農家店」が5月下旬、広島県東広島市西条町にオープンします。単位JAと全農が共同運営するのは全国初。売り場面積803平方㍍で、県内JAの直売所で最大級の規模になります。県域で豊富な農産物をそろえ、都市近郊で購買力ある同市への出店で、農業者の所得増大につなげます。

全農ひろしまは、広島市に農産物直売所「とれたて元気市」を2001年に開設。2店目となる新直売所は、単位JAとのき共同運営で地元に根差すJAと、県域の農産物を扱う全農の強みを生かします。JAの枠を超えた販路開拓と生産基盤の拡大、所得向上を目指します。交流スペースも備え、食と農を通じた地域交流拠点としての役割も担い、地域活性化への貢献を目指します。

新店舗は同市西条町にあるJAの敷地内に設置。延べ床面積1542平方㍍の平屋建て。JA管内の農畜産物だけでなく、県産農畜産物や加工品、ひろしま牛、瀬戸内海を中心とした魚介類、県産食材を使った惣菜などを提供します。酒どころとして知名度の高い、西条の日本酒も販売する計画。初年度(10カ月間)の売上高は5億円が目標。2024年度には10億円を目指します。

同JAの総合ポイント制度も導入。JAの利用に応じて組合員は買い物でのポイントが2倍になる優遇制度で、消費者の協同活動への参加やJA事業利用増にもつなげます。

JAの河野孝行組合長は「農業者の所得増大と地域活性化を目指す自己改革の一環。利用者の准組合や地域住民と、出荷する組合員の双方に喜んでもらえる店にしたい」と意気込みます。

全農ひろしまの水永祐治県本部長は「県域の産直市を開設することで、さらなる農業生産の拡大を図りたい」と期待。土地は同JAが所有して、建物はJA全農ひろしまが建設。店舗運営は全農ひろしまの子会社、全農広島直販に委託します。

同JAは産産直市「となりの農家」3店舗で運営し、出荷会員は約1000人。新直売所開店で、西条店のみ閉店します。