アスパラ販売4割増/病害虫、排水対策を徹底

2019.02.08

JA広島中央の特産アスパラガスの販売額が前年比4割増の4200万円に伸びました。昨年7月の西日本豪雨や猛暑の被害の影響などで県内の生産が伸び悩む中、病害虫や排水対策の徹底、JA全農ひろしまの北部地域選果場への出荷を呼び掛けが販売強化につながりました。

2018年度は53戸が9㌶で栽培。大規模化が進む法人を中心に、生産者が技術向上に努めています。減収要因だった茎枯病や排水では研修会などで情報を共有し、早期の対策に取り組みました。

主な出荷先のJA全農ひろしまが業務・加工用の販路を広げたことで、三次市の北部地域選果場の出荷規格が一部緩和。JAが規格を明確に伝えて出荷を促しました。

1月15日には、生産意欲と技術力を高めるため生産者大会を開き、2018年度に面積当たりの収穫量が増えた2法人の担当者が実践例を発表しました。

東広島市河内町の農事組合法人うやまの天野尚充さんは、塩ビ管から点滴チューブにかん水を替えたことや、通路の排水を改善したことなどで出荷量が2割増えたと報告。同町の農事組合法人ファーム・おだの今村孝典さんは、有機質の多い肥料に変え、追肥やかん水管理を徹底したことで、10㌃当たりの収穫量が前年比約1.5倍以上2.9㌧、売上額は2倍に改善できたと報告しました。

営農指導課の大石裕介係長は「生産者の努力で収穫量を上げることができた。生産者の所得増大に向け、さらなる技術向上と販売拡大で生産拡大を図りたい」と話しています。

アスパラガス栽培の事例を発表する天野さん
アスパラガス栽培の事例を発表する今村さん