販促システム 近大が開発/JA広島中央 産直市で実証

2018.11.20

近畿大学工学部の加島智子講師と学生3人が開発した、農産物の販売促進システム「ベジスキャン」の実証実験が19日、JA広島中央の産直市「となりの農家」高屋店(東広島市)で始まりました。農産物に貼ったバーコードをタブレット端末で読み取ると、生産者や農産物の情報を確認でき、販促の効果を解析し、システムの改善につなげます。
JAが開発に協力した同システムは、農産物の情報や生産者、圃場、生産者が薦める保存方法や食べ方を紹介しています。生産者が栽培する他の出荷物や、店舗で販売する農産物を使った料理レシピ、注目度の高い商品ランキングなども検索できます。高齢者に配慮し、画面をタッチするだけで簡単に操作できるようにしました。
実験では、店内にタブレット端末2台を設置。消費者が関心の高い情報や売り上げの変化などを解析。最初の1週間は学生が店頭で利用者をサポートする他、消費者と生産者の要望を聞き取ります。
来店した岸野みどりさんは「農産物の安全・安心の信頼度が高まるだけでなく、保存方法やレシピを知ることができるのも助かる」と喜びます。
開発した同学情報学科4年生の竹口真理亜さんは「生産者と消費者がどのような情報を求めているのかを一番に考えて作った。生産者の思いが消費者に伝わり、双方を結びつけることができればうれしい」と意気込みました。

「ベジスキャン」の使い方を来店者に説明する学生