草刈りも高齢化対策を/省力化に自走式ロボ/ファーム・おだ実演会

2018.08.13

東広島市の農事組合法人ファーム・おだは、草刈りロボットの実証に取り組んでいます。7月25日には、国内外で製造する3種類のリモコン式自走草刈り機の実演研修会を開き、性能を確認。高齢化が進む中、のり面の草刈り作業の省力化を図り、荒廃防止につなげます。
実演には、東広島市集落営農法人連絡協議会と広島県農業機械商業協同組合が協力。同法人や集落法人、市農業委員ら約80人が参加しました。ドイツ製の「agria9600」、デンマーク製の「リネックスSX1000」、三陽機器の「AJK600」の3機種をそろえました。
メーカー担当者が操縦し、縦6㍍、横70㍍、傾斜40度ののり面の草を刈り、刈り幅や刈り具合、作業時間などを比較。作業性や安全性も確かめました。農家からは「機械が動かなくなった時の対処法との安全性が心配」「さらに小型化されると導入しやすい」などの意見が上がりました。
ファーム・おだが集積する農地は、のり面の平均角度が38度と急傾斜が多い。年3回の草刈りは農家に委託し、カバーできない部分は法人の作業員6人が担う。5年後は組合員の3分の1が80歳以上になる見込み。法人担当者も高齢化し、省力化が喫緊の課題です。
同法人顧問理事の吉弘昌昭さんは「ロボットの導入などで作業を簡素化することで、若者が農業に関心を寄せるきっかけにもつなげたい。早めの対策で永続的に農業、地域の景観を守っていきたい」と話しています。

のり面の草を刈るリモコン式自走草刈り機に注目する関係者